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IDCフロンティア、クラウドサービスのSLAを99.999%へ引き上げ

 株式会社IDCフロンティアは23日、クラウドサービス「IDCフロンティア クラウドサービス」(以下、IDCFクラウド)および「IDCフロンティア プライベートクラウドサービス」(以下、IDCFプライベートクラウド)のSLA(サービス品質保証)を、4月1日付けで従来の月間99.995%から月間99.999%へ引き上げると発表した。

 IDCフロンティアでは2012年4月に、仮想マシンとインターネット接続可用性の稼働率のSLAを、月間99.99%から99.995%へ引き上げているが、より安定したクラウド基盤を求めるユーザーからのニーズに応えるため、今回、さらに月間99.999%へ向上させたという。

 なお月間を30日とした場合、99.99%では259.2秒まで、99.995%では129.6秒までの停止時間が許容されるのに対し、99.999%では25.92秒までと時間が大幅に短くなった。IDCフロンティアでは、これによって、高い信頼性が求められるIT基盤としても利用可能になるため、より多くの業種・業態やエンタープライズ用途でクラウドサービス利用が増えると期待している。

 なお、サービスの品質が保証値を下回った場合は月額費用の10%を減額するが、同社における過去半年間の稼働実績平均値は、99.999%を上回っているとのことだ。

(石井 一志)