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カイロスマーケティング、見込み顧客対策を強化したクラウド型マーケティング支援サービス

 カイロスマーケティング株式会社は18日、クラウド型の企業向けマーケティングプラットフォーム「Kairos3(カイロス・スリー)」を機能強化すると発表した。見込み顧客の購買意欲を高めるリードナーチャリング向けの機能を拡充している。

 「Kairos3」は、インターネットでのマーケティングに不可欠とされる、メルマガ作成・配信、Web解析、応募/会員登録フォーム、顧客データベースといった機能を統合した、B2B企業向けのクラウド型マーケティングサービス。Web機能とメール機能がそれぞれ個別に提供されることが多かった従来型のアプリケーションと異なり、Web、メールと顧客データベースが統合されているため、より横断的なマーケティング機能を利用できるという。

 今回の機能強化では、見込み顧客の購買意欲を促進する機能が拡充された。企業が発信するWebやメールなどの情報に対して見込み顧客が行ったリアクションを個別にモニターし、その行動パターンに適したマーケティング施策を展開可能なため、リードナーチャリングをより短期間かつ高精度に実現できるとのこと。

 また今回の機能拡充では、従来の顧客属性の分類方法に加え、見込み顧客の行動履歴に応じて分類を行える機能が追加された。Webとメールを横断した行動履歴を分析し、指定する行動パターンの顧客をセグメントとして抽出できるので、例えば、“特定Webページを閲覧後に、指定したWebページを指定回数以上閲覧”、“特定メールにあるリンクをクリックし、特定のWebページを指定回数以上閲覧”、といった条件を設定して、該当する顧客をリストアップ可能にした。

 さらに、行動履歴から抽出された見込み顧客に対して、あらかじめ設定されたメールなどを自動的に配信できるので、より精度よく短期間に、見込み顧客の購買意欲を高められるとしている。

 Kairos3の利用料金は、従来と同様、初期費用が5万円から、月額費用が2万5000円から。

(石井 一志)