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カイロスマーケティング、SaaS型マーケティング支援サービス「Kairos3」のメール配信機能を強化

 カイロスマーケティング株式会社は7日、企業向けクラウド型マーケティングプラットフォーム「Kairos3(カイロス・スリー)」の機能を強化すると発表した。リードナーチャリング(見込み客の育成)において、メール配信の効果を最大化する機能を拡充している。

 「Kairos3」は、インターネットでのマーケティングに不可欠とされる機能を統合した、B2B企業向けのクラウド型マーケティングサービス。従来は、Web機能とメール機能がそれぞれ個別に提供されることが多かったが、Kairos3ではメルマガ作成・配信、Web解析、応募/会員登録フォーム、顧客データベースの各種機能を一括して提供ため、より横断的なマーケティング機能を提供できるという。

 今回の機能拡張では、リードナーチャリングで重要な、メール配信のA/Bテスト機能と、メール配信において追加のメールを送信するフォローアップ機能を搭載した。

 A/Bテスト機能では、メール配信ターゲットリストを作成する際に、属性がほぼ同等となるようなサンプル配信リストを2つ作る。その上で、配信時刻や曜日、メール件名、差出人名、メール本文構成などのキャンペーンの効果に影響をおよぼす要素を変更して、それぞれの配信リストにメールを送信し、メール開封率・クリックスルー率(回帰率)を評価する。これによって、開封率・クリックスルー率がより高い配信時刻や曜日、メール件名、差出人名を見つけ出せるので、リードナーチャリングの効果を高められるとのこと。

 また、開封率や回帰率の高いA/Bテストに利用したメールコンテンツを採用し、本番配信に利用できるオプションも用意した。高い効果が実証されたコンテンツを本番利用できるため、すべてのメール配信で確実に効果を高められるという。

 一方のフォローアップ機能では、メールの開封状態やリンクのクリック状況に応じて、メールの再送や異なるテーマのメール送信を行ったり、フォームの登録者に対してメールを送信したりすることができるので、マーケティングキャンペーンの効果をより高めるためのフォローアップを実現する。

 価格は従来と同様、保有するリード数に応じた従量課金制を採用しており、リード数499までの場合で、初期費用が5万円、月額費用が2万5000円。

(石井 一志)