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ネットワールド、北星学園大学附属高等学校へ仮想ストレージソフト「StorMagic SvSAN」を提供

 株式会社ネットワールドは17日、北星学園大学附属高等学校が、ネットワールドが提供する仮想ストレージソフト「StorMagic SvSAN」を導入したと発表した。同高校では、校内システムの仮想化プロジェクトでStorMagic SvSANを利用しており、すでに本稼働を開始したという。なお、今回の導入・構築は、ネットワールドのパートナーであるドゥウェルが担当した。

 今回の導入対象となった校内システムは、生徒の学習/課外活動や教職員の業務を支えるためのもの。北星学園大学附属高等学校では、校内2カ所の情報教室で情報教育を行うなど、生徒のITリテラシー向上にも積極的に取り組んできたが、ITインフラを構成するサーバー群の老朽化、ストレージの容量不足といった問題が顕在化したという。

 そこで、性能、信頼性の向上とITコスト削減に取り組むため、社内で稼働しているファイルサーバーや各種業務システムを仮想化によって統合することを決断。その一環として、StorMagic SvSANを採用した。

 StorMagic SvSANが評価されたのは、高価なネットワークストレージを導入することなく、内蔵ストレージだけで共有データストアを構築して、VMware HAやVMware vMotionなどを利用できる点。今回のシステムでは、2台の物理サーバーの内蔵ディスク上に共有データストアを構築しているため、TCOの大幅な削減を実現した。

 さらに、仮想アプライアンス形態で提供され、VMware vCenter Serverのプラグインとして導入可能なため、容易に導入できる点や、各種の設定、情報の確認もvCenterの画面上から一元的に行えるので、運用管理の効率化を図れる点もメリットとしている。

(石井 一志)