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富士通のビッグデータ分析基盤とForce.comが連携可能に

 富士通株式会社は4日、ビッグデータを利活用するためのクラウドサービス「データ活用基盤サービス」と、株式会社セールスフォース・ドットコムのアプリケーション開発基盤「Force.com」を連携し、新サービスを同日より提供すると発表した。

 「データ活用基盤サービス」は、ビッグデータを収集・蓄積し、データ分析や将来予測を行う基盤をクラウドで提供するサービス。データ活用に必要な複合イベント処理、並列分散処理、非構造データを扱えるストレージといった機能を備えているので、ユーザー企業はこの基盤上で独自の業務アプリケーションを開発して、ビッグデータを活用した新たなビジネス構築や課題解決などに取り組むことが可能という。

 今回、このサービスと、生産性が高く使い勝手の良いアプリケーション開発基盤の「Force.com」を連携させることで、Force.comからビッグデータの蓄積・分析機能が活用できるため、さらなる業務改革、新たなビジネス構築が容易になるとのこと。

 これによって例えば、営業部門やコールセンターに蓄積された顧客情報、POSデータなどの購買履歴、企業ポータルサイトのアクセスログなど、企業内のさまざまな部門で個別に管理されているデータを一元的に管理し、社外の情報とあわせて分析するすることで、よりきめ細かいサービスや商品企画を実現する、といった使い方が可能になるとしている。

(石井 一志)