TKC、静岡県牧之原市でクラウド+3G回線によるデータ復旧訓練を実施
株式会社TKCは、静岡県牧之原市において、クラウドサービスと第3世代携帯電話の通信ネットワーク(3G回線)を利用した住民情報など重要データの復旧訓練を11月12日に実施する。
東海地震の「地震防災対策強化地域」に指定されている牧之原市では、平常時からの業務継続の備えとして「TASKクラウド第2次バックアップサービス」を2006年に採用。重要な行政情報を栃木県内のデータセンター(TKCインターネットサービスセンター)に30分ごとにバックアップし、庁舎や情報システムが被災した場合にはバックアップデータを使用して行政情報を復旧する仕組みを構築している。
今回の訓練では、南海トラフ巨大地震が発生したことを想定し、災害時にも早期に復旧する可能性が高い3G回線を活用。実際に遠隔地にバックアップされたデータをTKCが提供するクラウドサービス(TASKクラウドサービス)の基盤を活用してデータを復旧するとともに、組織的な対応なども検証する。
これにより、災害時に住民データを復元する情報機器や情報システムの手配、遠隔地で保管している磁気テープなどバックアップデータの現地への輸送方法などを考慮することなく、早期の業務復旧を可能にする。