ネットワールド、垂直統合型のクラウド基盤「FlexPod」を提供開始~一括保守サービスや構築支援サービスも


 株式会社ネットワールドは12日、ネットアップやシスコの製品を組み合わせたクラウド・仮想化ソリューション「FlexPod データセンター・ソリューション」(以下、FlexPod)を同日より提供開始すると発表した。この販売開始にあわせ、通常は5500万円(税別)の「FlexPod for VDI(300ユーザーパック)」を3000万円(税別)で販売する。また、「FlexPodプレミアム構築支援サービス」などの関連サービスも10月より提供するとのこと。

 FlexPodは、ヴイエムウェアの仮想化製品、ネットアップのストレージ、シスコのx86サーバー「Cisco UCS」とネットワークスイッチ「Cisco Nexus」などを組み合わせた垂直統合型のソリューション。各製品間の相互接続検証が完了しているほか、リファレンス設計に基づいて提供されているため、ユーザー企業が機器の選定や検証などにかける時間を省き、迅速に導入できるメリットがある。

 またネットワールドでは、ソリューションの販売とあわせて「FlexPodプレミアム構築支援サービス」を提供することにより、ユーザー企業にとってもメリットのあるFlexPodを普及促進するとしており、自社のチャネルパートナーを対象として、設計やサイジングなどを含めた、FlexPodによるデータセンターの構築を支援するとのこと。

 さらに、FlexPodのコンポーネントであるヴイエムウェア、ネットアップ、シスコといったベンダーすべての一次店であるというメリットを生かし、ネットワールドが一括保守窓口となる「FlexPodプレミアム保守サービス」も用意した。

 なおネットワールドでは今後、FlexPodをプラットフォームとしたデータセンターシステムのプリコンフィグレーションサービスなど、顧客のプライベートクラウド環境構築を支援するサービスも拡充する計画で、同サービスは年内の提供をめどとしている。

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