ゾーホー、CMDB機能を追加したサービスデスク構築・運用ツール新版


 ゾーホージャパン株式会社(以下、ゾーホー)は5日、ITIL準拠のサービスデスク構築・運用ツール新版「ManageEngine ServiceDesk Plus 8.1」を発売した。

 同ツールは、ITILのサービスサポートプロセスである「インシデント管理」「問題管理」「変更管理」「サービスカタログ」機能を備えたサービスデスク構築・運用ツール。

 新版では、資産の構成情報を維持・管理するのに適した「CMDB機能」を新たに追加し、複雑化したシステム構成における障害発生時や変更時の影響範囲を容易に把握できるようにした。これにより、障害発生から復旧までの所要時間を短縮でき、また、適切な変更計画を立てられるようになるので、IT部門のサービスデスク業務を効率化できるとする。

 具体的にCMDB機能では、構成アイテム(CI)の情報だけでなく、CI間の階層的な関係を可視化できるようになった。CI間の関係性をグラフィカルなマップビューで表示できるので、障害発生時や変更計画時にCI間の依存関係や他CIへの影響の把握に便利という。

 また、ユーザーからのサービス要求に対し、複数段階の承認フローを構築できるようになった。

 VMwareホストマシンのスキャン機能も追加し、スキャンした際にVMware上のゲストOSの情報を一覧表示可能となった。ゲストOSへのリソースの割り当て状況の確認に便利という。

 そのほか、セルフサービスポータル機能の強化やユーザーインターフェイスの刷新なども図った。表示言語としては、既存の23言語に加えて、新たにアイスランド語・クロアチア語・スロベニア語・チェコ語・ハンガリー語・ボスニア語をサポートした。

 ライセンスはオペレータ数に基づく体系。5オペレータの場合の価格は年間21万3000円から。

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