企業向けオンラインストレージ「Oxygen Cloud」がニフティクラウドストレージで利用可能に


 ニフティ株式会社と日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は4日、パブリッククラウドサービス「ニフティクラウド」において、日商エレが取り扱う米Oxygen Cloudの企業向けオンラインストレージサービス「Oxygen Cloud」が、同日より利用可能になったと発表した。Oxygen Cloudのデータ保存先として国産ベンダーのクラウドストレージが利用可能になったのは、今回が初めてという。

 Oxygen Cloudは、ワールドワイドで8000社を超える導入実績を持つクラウドストレージ。クライアント端末にキャッシュされるデータやストレージに保存されるデータはAES 256ビットで暗号化されるほか、クライアント端末とサービス間の通信もすべてSSL暗号化により保護されるなど、高いセキュリティ機能を持つ点が特徴だ。

 また、企業のディレクトリサービスと連携したアカウント管理や、ユーザーごとのアクセスコントロールにも対応した管理機能を搭載。端末についても、Windows、Mac OSに加えてiPhone/iPadとAndroidに対応する。

 今回はこの製品のデータ格納先としてニフティクラウドストレージが利用可能になった。Oxygen Cloud側の対応プランは「Enterprise Grid-100」。また、ユーザーからのファイルアクセス要求をストレージに中継する「Oxygen Storage Connector」のサーバーとして、ニフティクラウドのサーバータイプ「small2」以上が必要となる。

 利用料金は、Oxygen Cloud Enterprise Grid-100が年額151万2000円、ニフティクラウドのサーバー料金が月額1万8144円から、ニフティクラウドストレージの料金がGBあたり11.55円から、グローバル転送料が、月10TBまでを超える分について、GBあたり15.75円から。

 なおOxygen Cloudのデータ保存先としては、企業内のサーバーとクラウドストレージを併用可能なため、外に出せない重要な業務ファイルは企業の保有するストレージへ、大容量の業務ファイルはニフティクラウドストレージへ、といった使い分けが可能としている。


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