オーリック、インメモリBI機能を組み込んだWebアクセス解析ソフト「RTmetrics BIQQ」


 オーリック・システムズ株式会社(以下、オーリック)は23日、クリックテック・ジャパン(以下、クリックテック)とOEM契約を締結したと発表した。これに伴いオーリックは、クリックテックのインメモリBIソフト「QlikView」を、自社のリアルタイムWebアクセス解析ソフト「RTmetrics」に組み込み、「RTmetrics BIQQ」として提供する。

 QlikViewは、独自の技術によりデータベースを使わずにサービスを提供できるインメモリ型のBIツール。数十億件レベルのWebアクセスログのデータもコンパクトに圧縮し、メモリ内で高速に検索できるほか、データベースなどの専門的な知識がなくても、直観的な操作で必要な情報を取り出せるので、多くのアプリケーションに組み込まれているという。

 今回、オーリックがQlikViewを採用したのは、収集したWebアクセスログを、分析・解析の専門家でない人でも簡単に利用できるように、RTmetricsのユーザーインターフェイスを改善するため。従来のように、Webアクセス解析ツールで収集したデータを、BIツールに受け渡す方法と異なり、QlikViewを取り込んだRTmetrics BIQQでは、RTmetricsによるWebアクセス解析において、一連の作業の中で連携できるため、構築コストを大幅に抑えたWeb BI環境を実現する。

 なおRTmetrics BIQQは、11月に提供される予定のRTmetricsの新バージョン「RTmetrics V9」から、オプションとして販売される計画で、Webアクセスログを売り上げ、顧客、商品にひも付けて、予実や前年比など、ビジネスに直結したフォーマットで活用できるように、約30種類の業務テンプレートを提供する。

関連情報