クリックテック、BIソフト新版「QlikView 11」~コラボ機能を強化
クリックテック・ジャパン株式会社(以下、クリックテック)は24日、ユーザー主導型ビジネスインテリジェンス(BI)製品のコラボレーション機能を強化した新版「QlikView 11」を発売した。価格は最小構成で250万円(税別)から。
QlikViewは、独自の「連想インメモリー技術」を実装したBIソフト。全てのユーザーが、画面を操作したその瞬間、その場で明細データを高速に計算され、表示・検索できるのが特長。
新版では、主にコラボレーション機能を強化。QlikViewライセンスを持たない人も共有セッションに招待し、同一の分析アプリ上で双方向に操作しながら、ほかの参加者の操作をリアルタイムに確認できるようにした。分析シナリオを一緒にテストして、意見交換を促進することで、より多角的な洞察に基づく意志決定が可能になるという。
また、分析の履歴をたどることが可能なノート機能も搭載。QlikViewのコンテキスト内に直接コメントや回答を記入できるようになった。データの表示について「こうした方が見やすい」などのコメントを記入したり、データに関する洞察などを記入したりできる。
ダッシュボード画面 |
このほか、複数の分析について比較分析することも可能に。異なる選択内容に基づいて、グラフ・テーブル・シートを作成し、1つの文書内・チャート内・オブジェクト内で、複数のでt-あを比較できる。傾向、外れ値、差異を検出するのに有効という。
こうした比較分析は、小売業でのマーケットバスケット比較、金融での株式パフォーマンス比較などで利用されている。例えば、複数の製品グループのパフォーマンスを比較する場合、ユーザーは各グループの複数の製品を選択するだけで、QlikViewが地域・期間・そのほかの基準に応じて、パフォーマンスを自動的に分かりやすく表示するという。
バスケット分析画面 |
QlikView 11の参考価格は、従来と変わりなく、1サーバーライセンス+5ユーザーライセンスの場合で250万円(税別)から。