住友電工情報システム、専門知識を持つ人・部署を検索可能にした全文検索エンジンの新版


 住友電工情報システム株式会社は10日、全文検索エンジンの新版「QuickSolution Ver.8.1」を同日より販売開始すると発表した。

 QuickSolutionは、1台のx86サーバーで3TB、3000万文章のデータを検索できる企業向けの全文検索エンジン。3TB以上のデータでも分散検索で対応でき、1000万件のデータを0.1秒で検索可能という。また、辞書メンテナンスが不要なほか、キーワード/関連語抽出、可視化機能など、分析系機能が充実しているのも特徴という。

 今回の新版では、専門的な知識やノウハウを持つ人/部署を探し出し、組織内の情報や知識を共有して有効活するための「Know-Who」機能を新たに追加。検索結果に関連する人/部署はランク付けして一覧表示され、そこからさらに絞り込み検索をしたり、その人/部署の連絡先といった付加情報を確認したり、といったことも行える。

 また、従来はオプションだったNTT-ATのシソーラス基本語辞書を標準バンドルしたことで、カタカナ表記と漢字表記などの同語義・類義語も含めて幅広く検索できるようになった。この辞書には17万7000語の用語が含まれており、例えば「タンパク質」で「蛋白質/プロテイン」を検索するといった、幅広い検索を実施できるようになるという。

 加えて、検索結果のファイルを確認する際に、検索キーワードにヒットしたページがビューワで直接開くようになり、ファイルの中身を瞬時に確認できるようにも改良されている。

 ラインアップとしては、フルスペックの「FSモデル」と基本機能に絞って提供する「DBモデル」が用意されており、価格はFSモデルが120万~900万円(税別)、DBモデルが80万~600万円(税別)。

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