2016年の国内UC/コラボレーション市場は2234億円に~IDC Japan予測


国内ユニファイドコミュニケーション/コラボレーション市場 セグメント別出荷額予測:2007年~2016年(出典:IDC Japan)

 IDC Japan株式会社は1日、国内ユニファイドコミュニケーション(UC)/コラボレーション市場に関する2012年上半期(1~6月)の市場動向を調査し、同市場の分析結果と、2012年~2016年の予測アップデートを発表した。同市場は、「IPテレフォニー市場」「コラボレーティブアプリケーション市場」「IPコンファレンスシステム市場」「IPコンタクトセンターシステム市場」の4つから構成されており、それぞれの市場について個別に調査/市場予測が行われている。

 それによると、2012年上半期の国内UC/コラボレーション市場全体では、前年同期比4.4%増の1022億1700万円。大企業ユーザーでの音声プラットフォームがリプレイス期に入った影響で、IPテレフォニー市場が前年同期比5.9%増と大幅に成長。またIPコンファレンスシステム市場/IPコンタクトセンターシステム市場などの特定ソリューションセグメントでは、ビデオ会議システム/Web会議サービスの成長や、コンタクトセンターサービス需要が増大したこともあって、市場全体が堅調に成長しているという。

 また今回の調査結果から、2012年の国内UC/コラボレーション市場を前年比4.3%増の1977億6700万円と予測。2011年~2016年の年間平均成長率(CAGR)は3.3%、2016年の同市場規模を2234億7300万円と見込んでいる。

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(石井 一志)
2012/11/2 11:58