EMCジャパン、ノードあたり最大108TBを搭載できるスケールアウトNAS「Isilon X400」


 EMCジャパン株式会社は18日、スケールアウトNAS「Isilon」のラインアップに、3TB SATA HDDを搭載可能な「Isilon X400」「Isilon NL400」の両製品を追加すると発表した。これらによって、1つのボリュームでの自動階層化を最大15.5PBまで拡大できるようになるという。


Isilon X400Isilon NL400

 ノードを並べることによって性能と容量をスケールアウトできるNASのIsilonシリーズでは、役割に応じたいくつかの製品が提供されているが、今回はそのうち、もっとも一般的な「Xシリーズ」とニアライン向けの「NLシリーズ」において、ノードあたり最大108TBを搭載できる新モデルを追加した。

 Isilonシリーズでは、2つのプラットフォームを組み合わせることにより、スケールアウトNASの内部で自動階層化を実現できるが、これらの新製品により、急激なデータ増加が起こってもコスト効率のよい対応が可能になったという。

 新製品のうちIsilon X400は、Isilonシリーズで最高速のCPUを搭載したほか、大容量のキャッシュメモリとフラッシュドライブをサポートし、最大100GB/秒を超えるスループット性能を発揮できる。価格は、最小構成時(36TB)で1488万1700円から。

 一方Isilon NL400は、非常に経済的なTBあたりの単価を実現しており、TCOに優れるとのこと。またキャッシュメモリの容量も従来よりも増やし、パフォーマンスを強化したとしている。価格は、最小構成(36TB)で781万6200円から。

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