楽天グループのフュージョン、Iaas型パブリッククラウド「FUISON Cloud」提供開始


 楽天グループの通信事業者であるフュージョン・コミュニケーションズ株式会社は27日、パブリッククラウドサービス「FUSION Cloud」の提供を開始した。

 「FUSION Cloud」は、オンデマンドにITリソースを提供するIaaS型パブリッククラウドサービス。管理コンソール経由で仮想マシンやブロックストレージ、ロードバランサーなどを追加でき、CPU使用量やアクセス量などに応じて仮想マシンの数を増減させるオートスケールにも対応する。

 仮想マシンは、最小タイプの「micro」の場合、CPUが0.2~1FCU(1FCUがIntel Xeon 2.00GHz相当)、メモリが512MB、ストレージが20GBで、料金は1時間あたり4.99円または月額固定2992円。必要に応じて従量制と固定制の料金が選択できる。仮想マシンタイプとしては、「micro」から「Himem-xlarge」までの9種類が提供され、最大20仮想マシンまで作成可能。OSはCentOS 5.6 64bit/32bit。ネットワークは100Mbps共有回線。

 FUSION Cloudでは、クラウド基盤にCitrix XenServerを採用。FUSION Cloud内の各モジュールやサービスはESB MuleとOpenAMで制御することで、外部サービスとの連携を柔軟に実現し、利用者による外部サービスのマッシュアップにも柔軟に対応可能としている。

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(三柳 英樹)
2012/4/27 12:51