フォーティネット、2Gbpsスループットの最上位機種などWAF製品「FortiWeb」3モデルを発表
フォーティネットジャパン株式会社(フォーティネット)は31日、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)アプライアンス「FortiWebシリーズ」のラインアップに、「FortiWeb-4000C」「FortiWeb-3000C FSX」「FortiWeb-400C」の3モデルを追加すると発表した。
このうち「FortiWeb-4000C」は、大規模データセンター向けのモデルで、1秒間に7万件のトランザクションを処理できるほか、2Gbpsのスループットを実現した。また、情報漏えい防止(DLP)対策を強化するための、ハードウェアベースのアクセラレーション機能を備えているので、その他の処理作業にCPU能力を使用することができ、優れたパフォーマンスを実現するとのこと。インターフェイスは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×6、1000BASE-SX×2を備える。
2つ目の「FortiWeb-3000C FSX」は、従来製品「FortiWeb-3000C」のすべての機能を搭載するほか、光ファイバーのインターフェイスを持つファイバ・バイパス・カードを備えており、ファイバ接続を必要とする大規模なデータセンターの要件に対応している。
最後の「FortiWeb-400C」、従来製品「FortiWeb-400B」の後継となる小規模向けアプライアンス。FortiWeb-400Bと同様、100Gbpsスループットと、1秒間に1万件のトランザクションを処理可能な性能を持つ。
なお今回は同時に、「FortiWebシリーズ」向けOSの新版「FortiWeb 4.0 MR3」も発表された。ロギングおよびレポーティング機能、セキュリティと設定、使いやすさの3つの分野で機能強化が図られており、えばロギングおよびレポーティング機能では、自社の管理・分析ツール「FortiAnalyzer」との統合を実現している。