ET、エージェントレスの特権ID管理製品「ESS AdminControl」


 エンカレッジ・テクノロジ株式会社(ET)は10日、エージェントレスの特権ID管理製品「ESS AdminControl」を発売した。

 ESS AdminControlは、特権IDの使用を承認ワークフローなどで管理する製品。特権ID管理の対象サーバーに管理プログラムをインストールしなくていいのが特徴。

 特権IDを使用する際の申請・承認ワークフロー機能「ESS SmartIT Operationワークフロー(SIOワークフロー)」を提供。企業の職務分掌に合わせて柔軟にワークフロー承認ルートを設け、申請の作成や申請内容の閲覧などに細かなアクセス権限を設定できる。

 特権IDの貸し出しは承認ステータスに応じて自動化され、貸し出しの際にパスワードを都度リセットすることで、管理者の不正利用も制御。貸し出しは専用クライアントツールを介して行うことで、共有IDであっても使用したユーザーの特定を可能にするとともに、作業者もパスワードを知ることはできない。これらにより、「使用するアカウントが個人を識別できない共有IDであっても、許可されたユーザーだけが許可された時間のみ使用可能な環境」を実現している。

 このほか、定期的にサーバーのログイン履歴を収集し、申請・承認履歴と突き合わせ可能なレポート機能も搭載。未承認のアクセスの有無を確認できるようにしている。レポートはカスタマイズすることも可能。

 価格は300万円(税別)から。今後3年間で5億円の売り上げを目指す。

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