日立Sol、「秘文」シリーズによる標的型攻撃防止ソリューション


 株式会社日立ソリューションズ(以下、日立Sol)は、情報漏えい事件の相次ぐ標的型攻撃への対策として、現状のセキュリティ対策の対応度合いを診断する「サイバー攻撃(APT)対策診断サービス」と、特に対策が急がれる標的型メール攻撃へ対応する「秘文 標的型メール攻撃対策ソリューション」を12月1日より提供する。

 特定の組織や個人を標的に、複数の攻撃手法を組み合わせ執拗かつ継続的に攻撃するAPT(Advanced Persistent Threat)攻撃に対抗するサービス。

 「サイバー攻撃(APT)対策診断サービス」では、現状のセキュリティ対策状況を診断し必要となるセキュリティ要件を整理するもので、IPA発行の「『新しいタイプの攻撃』の対策に向けた設計・運用ガイド(第1版)」や同社の実案件を基にした分析を行うのが特長。サービス開始から約1カ月で診断結果を報告し、世の中の脅威に素早く対応するという。

 「秘文 標的型メール攻撃対策ソリューション」では、メールを用いた攻撃に対して入口対策と出口対策を提供する。入口対策としては、「秘文AE Email Gateway」で送信元サーバーの信頼度や添付ファイルタイプをチェックし、疑わしいメールは社員のPCに配信せずに一時的に専用サーバーに保留する。出口対策としては、万が一ウイルスに感染したPCから社外に情報を流出できないようブロックする。加えて、「秘文AE Web Gateway」とコンテンツ承認基盤「ContentsGate」を連携させることで、承認を受けていない文書の社外サイトへの持ち出しを防止する。

 また、情報の窃取対策として、暗号化と持ち出し制御により、ウイルスが情報を盗み出そうとする動作からデータを保護する。「秘文シリーズ」とその関連製品によって、ファイルサーバー上のデータを暗号化し、機密情報の窃取ができないようにするほか、持ち出し制御機能により、許可されていない機密ファイルのメール送信・アップロード・外部記録媒体へのコピーを禁止する。

 価格は「サイバー攻撃(APT)対策診断サービス」が個別見積り。入口対策の「秘文AE Email Gateway」が57万7500円、出口対策の「秘文AE Web Gateway 」が89万2500円。

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