テラデータ、ソーシャルデータやWebアクセスログを統合活用する「Teradata IWI」


 日本テラデータ株式会社(以下、テラデータ)は22日、ソーシャルデータ、Webアクセスログ、および顧客取引明細データを統合活用する「Teradata IWI(Integrated Web Intelligence)」を発表した。

 Teradata IWIは、インターネットから得られるソーシャルデータとWebアクセスログ、ダイレクトチャネルから得られる顧客データを統合管理し、企業のマーケティング活動に利用するためのコンポーネント群。顧客データを管理する「Teradata Database」と、データウェアハウス(DWH)を構築する際の設計図となる論理データモデル「Teradata Industry LDM」、ならびに「オンラインデータ取得/連携サービス」「各種分析ツール」で構成される。

 これらを基盤にWebサイトやソーシャルメディアと連携、オンラインデータを取得し、Teradata Databaseに取り込む連携サービスを提供する。同社が強みとするCRM分野におけるDWHに、インターネットやソーシャルメディアのデータを加えたマルチチャネル環境において、チャネル横断の包括的な顧客理解とマーケティング活用が可能になる。

 例えば、ソーシャルメディア上で影響力が高く、自社に好意的なのは誰か、このような顧客へ何かしらの案内をした時に、クチコミ波及を含めどの程度Webサイトへのアクセスが増大したか、最終的にどの程度商品購入に結びついたか、さらには購入/未購入顧客ではどのようなプロフィールの差があるのか、といった流れを把握できるという。

 同製品と併せて、株式会社HARMONYとの協業による「データ活用支援コンサルティング・サービス」も提供する。オンライン/オフラインデータを統合し、マーケティングに活用していくためのサービスで、「初期フェーズ(現状課題整理、注視すべき指標や実施すべき分析手法のデザイン)」「分析フェーズ(データ分析結果の提供と実施施策に関する提案)」「運用フェーズ(継続的なデータ分析および施策立案の支援)」の3フェーズで支援を行う。コンサルティングサービスの価格は1500万円(税別)から。

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(川島 弘之)
2011/11/22 11:57