クニエ、ノベルのDR/バックアップアプライアンス「PlateSpin Forge」を用いたソリューションを提供


 株式会社クニエとノベル株式会社は5日、ディザスタリカバリ(DR)ソリューション分野で協業したと発表した。これに伴いクニエでは、ノベルのDR/バックアップ向けアプライアンスサーバー「PlateSpin Forge」を用いたソリューションを提供する。

 PlateSpin Forgeは、物理/仮想サーバー保護のためのアプライアンスサーバー。これらのサーバーやクラウド環境をバックアップ/リストアできるほか、異機種サーバーへリストアする機能を備えている。

 クニエとノベルは本協業に先立ち、北海道総合通信網とデルを加えた4社で、PlateSpin Forgeを活用したDR検証プロジェクトを実施しているが、この検証でクニエはPlateSpin Forgeの柔軟性の高さと、短期間かつ低コストで導入できる点を評価。また、データベースとの整合性がとれるため、基幹システムでも安心して利用可能と考え、BCP(事業継続計画)の策定から実装、運用までの包括的なソリューションを提供することにしたという。

 一方ノベルは、DRへの対応と仮想化ビジネスのニーズの拡大に伴って、PlateSpin製品群を活用したソリューションの開発・提供を行う企業とのパートナーシップ強化に取り組んでいるとのこと。今回のクニエとの協業も、その一環としている。

 なおクニエでは、ソリューションの推進にあたって、BCPなどを策定するコンサルティングチーム、実装を担当するインフラ構築チーム、運用/保守/ホスティングなどを担当する運用チームを構成し、社内体制を整えたとのこと。同社はノベルの協力のもと、DRの重要性を認識しながらコストが導入への課題となっている企業に対し、PlateSpin Forgeを活用したディザスタリカバリソリューションを訴求する考えで、本年度中に10件の導入を目指す。

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