ノベル、「PlateSpin」のディザスタリカバリ製品がLinuxに対応
ノベル株式会社は28日、仮想化環境の移行と運用管理を支援する「PlateSpin Workload Management」製品群において、ディザスタリカバリ(災害対策:DR)ソフト「PlateSpin Protect」、DR/バックアップ向けアプライアンスサーバー「PlateSpin Forge」の最新版を提供すると発表した。Linuxに対応したほか、各所で機能が強化されているという。価格はいずれも個別見積もり。
「PlateSpin Protect」は、独自の仮想化移行技術を用いて、保護対象サーバーのワークロードをまるごと仮想マシンにバックアップし、データを保護するソフトウェア。運用中のサーバーに障害が起こった場合には、仮想マシンにあるバックアップデータを迅速に立ち上げて、業務を継続することができる。
新版の「PlateSpin Protect 10」では、物理、仮想、Windows、Linuxといったプラットフォームの違いにかかわらず、すべてのサーバーワークロードを対象に、一元化したDR計画を立てられるようになった。また、Webインターフェイスが刷新され、DR計画の設定、検証、実行をリモートアクセスで容易に行えるようにしているほか、コンプライアンス報告のためのレポート機能、アラート企業が強化され、復旧プロセスがより視覚的でわかりやすくなったとのこと。さらに、Windowsクラスタ環境の保護にも対応している。
一方の「PlateSpin Forge」は、統合復旧ソフトウェア、専用ストレージ、ハイパーバイザー、Webインターフェイスを1つのシステムに統合したハードウェアアプライアンス。ネットワークにつなぐだけで、容易にDRとバックアップを統合できるという。
こちらの新版「PlateSpin Forge 3」では、WindowsとLinux両方の物理/仮想ワークロードを保護できるようになったのが特徴。また、メモリとストレージの容量を拡張してパフォーマンス改善を図ったほか、レプリケーション速度の向上、Windowsクラスタの保護対応、APIの提供といった強化が行われている。
保護対象となるOSは、両製品共通で、Windows Server 2008/2003、Windows 2000 Server、Windows Vista/XP Professional、SUSE Linux Enterprise Server 10/11、Red Hat Enterprise Linux 4/5。