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ネットワールド、NetApp製品を事前設定する施設を開設~顧客やパートナーのストレージ活用を支援

 株式会社ネットワールドは24日、ネットアップのネットワークストレージ「NetApp FASシリーズ」を事前設定して出荷する「ネットワールドプリコンフィグセンター」を開設したと発表した。

 ネットワールドは、2008年にネットアップ日本法人と代理店契約を締結し、NetApp FASシリーズなどの販売を行ってきたが、同シリーズのような高度な機能を備えたストレージシステムの導入には専門の技術者が必要になる。しかし、そうした技術者は、エンドユーザー、SI企業ともに不足しているのが現状で、この状況において、エンドユーザーやビジネスパートナーが、高機能ストレージの充実した機能を活用できるよう、同センターを開設したという。

 ネットワールドプリコンフィグセンターでは、導入するエンドユーザーおよびビジネスパートナーが、最低限の作業ですぐに使用できるように、出荷前の品質検査・基本設定を実施する。また同センターから出荷される製品には、ネットワールド独自の「簡単マニュアル」がバンドルされており、オプション機能の設定や、導入後の設定変更が必要になった場合、コマンド入力不要で簡単に設定変更を行えるとのこと。

 同センターでのキッティングサービスは、当面は「FAS2000シリーズ」を対象とし、従業員数が100人から1000人程度の中堅企業市場に向けてサービスを提供するが、今後、サービス対象製品をNetApp FASシリーズの上位モデルや、その他の製品ラインなど、市場ニーズに応じて対象を順次拡大していく予定。

 加えて、ネットアップの全製品はVMwareの認定を受けていることから、基本設定だけでなく、バックアップやデータ管理のオプション機能も含め、VMwareと組み合わせた設定などもサービスメニューに追加する計画だ。