レッドハット、RHEL 4のサポートを最大3年延長可能なオプション~最大10年間のサポートを提供


 レッドハット株式会社は1日、Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 4のサポートを最大3年延長する「Red Hat Enterprise Linux 4 Extended Lifecycle Support」(以下、Extended Lifecycle Support)を提供開始すると発表した。最大10年間のサポートを受けられるという。

 RHELは近年、ミッションクリティカルなシステムでも採用が増えており、長期間継続して利用したいというニーズが増加している。これに対応するためレッドハットでは、強化されたサービスレベルとLinuxのアドバンテージを融合した「アドバンスト・ミッションクリティカ ル・プログラム」や、RHEL 3の長期サポートを可能にする「Red Hat Enterprise Linux 3 Extended Lifecycle Support」を提供している。

 今回のExtended Lifecycle Supportも、この施策の延長線上にあるもので、RHEL 4では従来、製品リリース後7年間のサポートが提供されてきたが、Extended Lifecycle Supportを契約することで、これを最大3年間延長し、10年までサポートを受けられるようにする。これによって、ミッションクリティカルなシステムの継続した安定稼働に寄与できるという。

 提供されるサポートは、通常のRHELに対するサポートと同レベルで、無制限の技術問い合わせ、クリティカルなセキュリティ問題やバグに対する修正の提供などが含まれている。提供は1年単位で、既存のRHELサブスクリプションのアドオンという位置付けになる。

 なお、Red Hat Enterprise Linux 4は2005年に出荷開始されているため、標準の7年間サポートでは、2012年2月29日までサポートを提供。3年間延長されると、2015年2月末まで最大でサポートが受けられることになる。

関連情報