日立情報、「Dynamics AX」の機能を強化・拡張するアドオンライブラリ


 株式会社日立情報システムズ(以下、日立情報)は11日、マイクロソフトのERPパッケージ「Dynamics AX 2009」の導入を支援する「アドオンライブラリ for Microsoft Dynamics AX」を、同日より提供開始すると発表した。Dynamics AXを導入する企業、あるいは導入を支援するSI企業を対象としたプログラム集で、同パッケージの機能強化・拡張を、短期間・低コストで実現できるという。

 このアドオンライブラリは、Dynamics AXの機能追加や拡張を行えるプログラム集。業態・業務を問わない汎用的な機能に着目し、マスタの一括取り込み機能、伝票の一括取り込み機能、レイアウトを整理した印刷帳票を中心に20種類以上のプログラムをそろえているので、機能追加や拡張に必要な諸費用を大幅に低減できる。また、各プログラムのカスタマイズにも対応するため、Dynamics AXを各企業の業務環境に最適化した、柔軟な利用も行えるという。

 アドオンライブラリの導入は、単品からフルセットまで柔軟に行え、特定環境下での動作検証や、ユーザー環境へのインストールサービスもあわせて提供可能。さらに、組立製造業向けのテンプレートを用いた導入支援サービス、「SAP ERP」とのデータ連携ソリューションなど、同ライブラリに合わせたソリューションサービスも提供される。

 なお日立情報では、このライブラリと、それを活用したソリューションサービスにより、ERP製品の品ぞろえ強化を図るとともに、同社が培ったノウハウを生かし、さまざまなサービスを提供していく考えで、同ライブラリを含めたDynamics AX関連ソリューション全体で、2015年度までに10億円の売り上げを目標としている。

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