ネットワールド、セキュリティエンジン搭載のスイッチ製品を発売


SGシリーズ

 株式会社ネットワールドは16日、韓国Handreamnetと国内総代理店契約を締結し、セキュリティスイッチ「SGシリーズ」を販売開始すると発表した。

 SGシリーズは、ASICベースのセキュリティエンジンを搭載したスイッチ製品。2007年から提供が開始され、サムスン電子およびLG-エリクソンなどにOEM提供するなど、韓国内のL2スイッチ市場の30%を占めているという。今回、Handreamnetは同社初の海外現地法人として株式会社ハンドリームネットを設立し、ネットワールドと提携することで日本市場の開拓を図る。

 SGシリーズの特徴は、一般的なスイッチの機能に加えて、ASICベースの「MDSセキュリティエンジン」によるセキュリティ機能を利用できる点で、ゼロデイ攻撃にも対応可能な、ビヘイビア(ふるまい)検知方式のワーム検知機能を搭載。レイヤ2~4レベルの内部からのハッキング、DoS/DDoS攻撃、ARP Spoofingなどをリアルタイムに検知する機能を備え、情報漏えい、IP電話やユニファイドコミュニケーション環境の盗聴などを防ぐことができる。

 価格は、100BASE-TX/10BASE-T×24、Gigabit Ethernet(GbE)×2の「SG2024」が28万4000円(税別)、同製品のPoE対応モデル「SG2024PoE」が39万8000円(税別)、GbE×24の「SG2024G」が48万円(税別)、GbE×48の「SG2048G」が66万5000円。

 今後は上記4製品に加え、レイヤ3スイッチ、あるいは小規模な8ポート版などについても取り扱いを予定している。

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(石井 一志)
2010/9/16 17:05