インターコム、中小企業向けのクライアントPC運用管理ソフトの新版「MaLion 3」


メイン画面のイメージ

 株式会社インターコムは15日、クライアントPC運用管理ソフトの新版「MaLion 3」を発表した。主に中小企業での利用を想定しており、情報漏えい対策からIT資産管理までの機能を総合的に搭載しているという。

 MaLion 3は、Webアクセスや送受信メールの監視、USBメモリなどの外部デバイス監視といったセキュリティ機能から、ソフト資産管理台帳の作成などの資産管理機能、レポート出力などさまざまな機能を総合的に備えたクライアントPC管理ソフト。これらの機能はすべて標準機能として搭載されているため、不足機能を追加する手間や費用が発生しないメリットがあるという。

 また、ネットワーク上のPCへのエージェント一斉インストールなど、容易な導入作業を行える専用ウィザード機能、セキュリティ強度の異なる3種類のセキュリティポリシー設定テンプレートなどによって、導入から運用開始までの作業負担を軽減できるようにした。

 さらに、各PCの稼働状況が一目で分かるメイン画面、必要なログを探し出せる検索機能などによって、管理者の操作を支援するほか、メイン管理者以外に複数の管理者を登録可能。管理者それぞれの管理範囲を制限し、企業の職務分掌に合わせて適切な管理を行えるようにしている。

 加えてインターコムでは、MaLion 3の導入前から実際の運用に至るまでのさまざまな段階で発生するニーズに応えられるよう、有償/無償のコンサルティングサービスも用意した。

 同社では、初年度150社、2万ライセンスの導入を目標としている。

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(石井 一志)
2010/9/15 16:26