サイボウズ「かんたんSaaS」で新制度、個人でもサービス開発・販売が可能に


リクエストボックス画面

 サイボウズ株式会社は13日、「かんたんSaaS」に個人でも新サービスを登録・販売できる新ビジネスパートナー制度を導入した。

 かんたんSaaSは、Webデータベース「サイボウズ デヂエ」をSaaS化したプラットフォーム。この上で、さまざまなパートナー企業が独自のサービスを開発し、販売している。

 今回の新制度は、かんたんSaaS上で作成したサービスを法人・個人問わず、自身で登録し、簡単な審査を経たのちに販売できるもの。「自分のアイデアをすぐにクラウドサービス化し提供できる」(同社)として訴求する。

 開発環境はクラウド上にサイボウズが用意。サイボウズ デヂエを使って、Web画面からノンプログラミングでサービスを開発できる。開発したサービスは、価格を自由に設定し販売可能。サイボウズWebサイト上でのサービス紹介など販売支援も受けられる。また、請求書発行や口座引き落としまで、サイボウズとSMBCファイナンスが代行するため、特別なハードルなしに、全国どこからでもサービス開発・提供に踏み出せるとしている。

 パートナー加入費は無料。PaaS利用料(年間5万円:無償版もあり)とサービス販売ごとの利用料(月額500円/ユーザー)がかかる。

 一方、かんたんSaaSのユーザー向けには、「この項目を追加したい」「この項目の名前を自社流にしたい」といったカスタマイズがWeb画面から行える新機能を提供。希望するサービスがない場合、リクエストできるリクエストボックスも新設した。

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