IntelのMcAfee買収、デバイス分野でのセキュリティの重要性を強調


 米McAfeeは19日(米国時間)、米Intelによる買収に合意したことを受け、声明を発表した。

 McAfeeは今回の買収について、セキュリティ業界とインターネットの将来にとって、特にPC以外のデバイスにおけるセキュリティという面で大きなニュースだと説明。インターネットに接続するテレビや、IPアドレスを持つ車、ATM、医療機器など、インターネットに接続するデバイスは今後急増し、これらの機器に対する攻撃も増えることが予想されることから、McAfeeがこれらの機器に対するセキュリティ機能を提供していくとしている。

 一方、Intelでは、2009年に組み込みOSの米Wind River Systemsを買収するなど、デバイス分野への取り組みを進めており、さらにMcAfeeが次のステップとしてセキュリティと専門的技術を提供することで、消費者とビジネスを保護していくとしている。

 日本法人のインテル株式会社とマカフィー株式会社は、日本法人の今後については現時点では未定としているが、マカフィーでは顧客に対してこれまでと変わらずサービスを提供していくと説明。米Intelでは、米McAfeeを独立した子会社としてIntelのソフトウェア&サービス部門の傘下に置くとしている。

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