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Datadog、AWSの顧客向けにAI、オブザーバビリティ、セキュリティにわたる複数の新たな製品を発表

 米Datadogは現地時間3日、米国ラスベガスで開催されたイベント「AWS re:Invent」において、Amazon Web Services(AWS)との新たな戦略的協業契約(SCA)を発表し、AI、オブザーバビリティ、セキュリティにわたる複数の新たな製品リリースを紹介した。これらは、AWS上でワークロードを稼働しているあらゆる組織が、クラウド環境を監視、最適化し、セキュリティを強化できるよう支援するとしている。

 re:Inventでは、AWSとDatadog双方を利用している顧客を対象にした新機能を紹介した。

 「LLM Observability」は、Amazon Bedrock AgentsおよびStrands Agents Frameworkのエージェントワークフローを監視、運用、デバッグできるようにする。「Storage Management」は、Amazon S3のバケットおよびプレフィックスを詳細に可視化し、無駄を排除して予期せぬクラウドオブジェクトストレージコストの発生を防ぐ。

 「AWS DevOps AgentとのDatadog MCP Server連携(プレビュー)」は、インシデント調査時にAWS DevOps AgentがDatadogのログ、メトリクス、トレースをクエリし、自動で問題解決を支援する。「KiroにおけるDatadog MCP Serverサポート(プレビュー)」は、エラー、デプロイ履歴、関連チケット情報など、Datadogの完全なコンテキストをKiroに提供する。

 「Datadogによる新しいKiro機能(プレビュー)」は、MCPサーバーおよびsteeringファイルをワンクリックで取得できる。「AWS Lambda Managed Instancesのサポート(プレビュー)」は、EC2上で稼働するAWS Lambda 関数を可視化できる。「Amazon ECS Managed Instancesのサポート(プレビュー)」は、ECS Managed Instances上で動作するワークロードを監視できる。