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MOTEX、米CylanceとOEMパートナー契約を締結、「LanScope Cat」で未知の脅威への対策を提供

 エムオーテックス株式会社(MOTEX)は11日、米CylanceとOEMパートナー契約を締結したと発表した。これにより、Cylanceのエンドポイントマルウェア製品「CylancePROTECT」を、IT資産管理・情報漏えい対策ツール「LanScope Cat」の新機能「プロテクトキャットPowered by Cylance」として、今夏にリリースする。

 「CylancePROTECT」は、人工知能および機械学習技術を利用することで、従来の手法であるパターンマッチングや振る舞い検知では発見が難しかった未知の脅威に対応する、エンドポイントマルウェア防御製品。北米の製造業や金融業を中心に、数百社を超える導入実績を持つという。

 MOTEXでは、今回のOEMパートナー契約の締結により、LanScope Catの内部犯行による情報漏えい対策に加え、外部脅威に対しても未知の脅威を高精度に検知・防御することが可能りなると説明。複雑なインシデント対応プロセスを不要とする脅威防御機能により、安全で生産性の高い企業のIT環境が実現できるとしている。

 新機能として提供する「プロテクトキャットPowered by Cylance」では、外部脅威や未知の脅威対策を行う上で必要な検知・駆除・通知およびレポート・追跡のプロセスを支援。検知した脅威ファイル情報をアラームとしてレポートし、検出されたファイルパスや危険度から対策を検討できる。またLanScope Catが取得するデータと組み合わせることで、インシデント発生時・発生前後のPC操作ログから原因を特定するとともに、他の端末に同じ脅威ファイルが存在しないかを確認し、存在した場合はネットワークから遮断するなどの対策をすることで、被害を最小限にとどめることができるとしている。

三柳 英樹