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SUSE、Libertyベースの商用ディストロ「SUSE OpenStack Cloud 6」

 SUSEは3日(ドイツ時間)、商用OpenStackディストリビューションの新版「SUSE OpenStack Cloud 6」を発表した。OpenStackのLibertyリリースをベースに開発されており、高可用性の拡張、今後のOpenStackリリースでの無停止アップグレード、さらにはDockerとIBM z Systemsのメインフレームサポートなどを実現しているという。

 SUSE OpenStack Cloudは、OpenStack Foundationから提供されるバージョンのソースコードをベースに、SUSEがバグフィックスや機能拡張などを行って提供する商用ディストリビューション。

 今回の新版では、無停止アップグレード機能が追加され、今後のOpenStackリリースへの容易な移行を実現するほか、可用性を強化し、レガシーアプリケーションやビジネスクリティカルアプリケーションのクラウド移行を支援するという。

 またXen、KVM、Hyper-V、VMwareといったハイパーバイザーに加えて新たにIBM z/VMをサポートしたため、ユーザーは自社のメインフレーム基盤をOpenStackのプライベートクラウドに組み込めるようになったとのこと。

 さらに、Dockerのサポートや、共有ファイルサービス「OpenStack Manila」のフルサポート、SUSE Linux Enterprise Server 12 Support Pack 1のサポートなどが行われている。

石井 一志