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エキサイト、OpenStackベースのサービス基盤ネットワークに「Brocade VDX」スイッチを採用

 ブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社(以下、ブロケード)は1日、エキサイト株式会社が、OpenStackベースのサービス基盤ネットワークにおいて、ブロケードの「Brocade VDX」スイッチを採用したと発表した。

 ポータルサイト、コミュニティサービス、インターネット接続サービスなど、さまざまなインターネット関連サービスを展開しているエキサイトは、それらのサービスを効率良く運用するためにサーバー仮想化基盤を構築・運用してきた。しかし、ビジネスの成長に伴って仮想マシン(VM)の台数が増えるにつれ、VMを収容しているサーバーのI/Oも増え、ネットワークにも過大な負荷がかかっていたという。

 そこで、サービス拡大に伴うシステム基盤の増設にあたって、ネットワーク設計を含めた抜本的な見直しを計画。運用上の利便性やビジネスアジリティの向上を図るべく、OpenStackの採用を決定するとともに、あわせて、ネットワークの課題解決に向けた取り組みを開始した。

 その結果エキサイトでは、オープンソース技術に積極的に取り組み、OpenStack基盤のネットワーク構築において豊富な導入運用実績を持つことを評価し、Brocade VDXシリーズを採用した。同社は、イーサネットファブリック技術であるBrocade VCSファブリックにより、シンプルでありながら拡張性や柔軟性を持つネットワークを構築している。また採用にあたっては、シンプルなファブリック構成と10Gigabit Ethernet(GbE)の組み合わせにより、ネットワークの広帯域化とケーブル総数の削減をともに実現できる点も評価された。

 現在、エキサイトの新しいOpenStack基盤には、物理サーバーの接続に単一の10GbEが採用され、ラック内のサーバー群を接続するトップオブラック(ToR)スイッチ、さらにラック間を接続するアグリゲーションスイッチとして「Brocade VDX 6740」が導入されている。

 なお、Brocade VDX6740スイッチ間では単一のBrocade VCSロジカルシャーシが構成されているため、あたかも1台の仮想的なスイッチですべてのサーバー群が接続されているかのような運用が可能で、ネットワーク管理が簡素化を実現しているとのこと。

 また、この環境ではネットワークの抽象化を担うソフトウェアNeutronを使用しているが、完全なソフトウェアベースによるネットワーク性能の劣化を回避するために、ブロケード提供のプラグイン「Brocade Neutron Plugin for VDX/VCS」を組み合わせ、ソフトウェア制御ならはでの柔軟性を維持しつつ、ロスのないネットワーク性能を達成しているとした。

(石井 一志)