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わずか3ステップで導入が完了する仮想化ソリューション「Parallels Remote Desktop Application Server version 15」登場

 Parallels Japanは17日、デスクトップ仮想化ソリューション「Parallels Remote Desktop Application Server version15」を発表した。

(左から)Parallelsのディストリビューターを務めるT4U株式会社の中橋治氏、Parallels Japan代表取締役の下村慶一氏

 企業などの従業員が使用するPCやスマートフォン/タブレットにおいて、Microsoft RDS/RDSHや広く普及しているVDIを使用して、仮想化したWindowsアプリケーションおよび仮想化デスクトップを提供する。今回新たに、ユニバーサルプリント、ユニバーサルスキャンに対応したほか、ロードバランス機能を標準で搭載。「RemoteFX」、SSL、周辺機器のリダイレクトもサポートした。

 リモート処理はすべてサーバーで実施し、Windows/Mac/iOS/Android/Chromebook/Linuxに向けた一括配信が可能。iOS/Android向けクライアントでは、デスクトップアプリケーションのタッチ操作をサポートした。また、UIを再設計したHTML5ベースのクライアントも用意しており、クライアントソフトをインストールせずに仮想環境にアクセスすることもできる。

 新バージョンでは、システム導入行程の自動化により簡略化を実現。ターミナルサーバーの設定、公開するアプリケーションの選択、使用するユーザーの選択という3ステップで導入が完了する。サーバーやアプリケーションは、利用可能なものが一覧で表示され、適当なものをチェックする。ユーザーに送る招待状には、事前に設定したゲートウェイが反映された上で、指定したOS向けのリンクが張られるため、クライアントはスムーズに仮想環境を利用できる。

システムの設定は大きく3ステップに分かれる。まずは、ターミナルサーバーの設定を行うが、利用可能なサーバーが一覧で表示され、そこから適切なものを選択するだけで設定完了となる
次に、公開するアプリケーションを、同じく自動取得で表示された選択肢の中から適切なものを選択する
最後に、クライアントOSを選択し、利用するユーザーに招待状を送付する
招待状には、各クライアントOS用のリンクが張られており、ここから専用のクライアントアプリのダウンロードに移行する。また、事前に設定したゲートウェイの設定も反映されている

 セキュリティも強化され、Windows/Mac/Linuxで拡張された管理者機能を利用したクライント構成のポリシーにより、データやアプリケーションのアクセスを確保しつつ、不正なユーザーをシャットアウト。「SafeNet」「DeepNet」「RADIUS」といった認証にも対応する。また、使用するデバイスやOS、サーバーの状態、アプリケーションの使用率をリアルタイムでモニタリングできるため、不審なアクティビティの発見にもつながるとしている。

 価格は、サブスクリプションプランで年額1万2000円(同時利用ユーザー1人あたり)、以前のバージョンからのアップグレードの場合は年額6000円。また、永続ライセンスの場合は2万円。1000人規模の組織で導入した場合、競合となる「VMware Horizon」と比較してイニシャルコストを70%削減、年間メンテナンスを1200万円の削減をうたう。「Citrix XenApp」との比較でも、イニシャルコストで57%カット可能だとしており、効果的なTCO削減を実現する。

 対応言語は、クライアントソフトの「Parallels Client」、Parallels Remote Desktop Application Server version15ともに、日本語、英語、イタリア語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ドイツ語、韓国語、中国語(繁体字・簡体字)の11言語。

「Parallels Remote Applivation Server」の概要
「Parallels Remote Applivation Server」の主なメリット
複数の機能を統合し、低コストかつトータルなソリューションとして提供
対応クライアントOSは、Windows/Mac/Chromebook/iOS/Android/Linuxをサポート。「Raspberry Pie」からのアクセスも可能
「Parallels Remote Applivation Server version 15」の新機能
他の仮想化ソリューションとのTCO比較
積極的な自動化とトータルな管理機能で、ITマネジメントの向上を実現する
セキュリティでは、二要素認証もビルトインでサポート
クライアントでは、モダンUIに対応したHTML5クライアントを用意
価格表。組織への導入はディストリビューターが実施する

(山川 晶之)