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富士通、日揮傘下の情報システム会社を取得、4月1日から新体制

 日揮情報システム株式会社(J-SYS)の発行済み株式100%が富士通株式会社へ譲渡されることが発表された。J-SYSの親会社である日揮株式会社が富士通と2月12日付けで合意した。新体制は4月1日に発足する予定。

 J-SYSは日揮の情報システム部門として1983年に分離独立した。2月12日の時点では従業員数約320名、資本金が4億円。日揮グループ各社の情報インフラに加え、建設会社・官公庁のシステム開発なども手がけてきた。

 事業譲渡により、J-SYSでは、より高度な技術力の獲得はもちろんのこと、外販事業の強化を視野に入れているという。富士通としても、プラントエンジニアリング分野で実績のあるJ-SYSのノウハウを活用し、建設および設備保全管理分野での事業拡大やIoTソリューションの確立を目指す。

 株式の譲渡は3月31日付けで行われ、翌4月1日からは富士通グループの元で新体制がスタートする。新社名は未定。

森田 秀一