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JALインフォテック、NECのSDN製品を活用して次世代オフィスLANを構築へ

SDNを用いたネットワーク構築ビジネスも展開

 日本電気株式会社(NEC)は8日、JALグループのIT中核会社である株式会社JALインフォテックから、SDNを活用した次世代オフィスLANを受注したと発表した。同社の本社ビルや外部データセンターに導入され、5月の稼働開始を予定している。

 JALインフォテックでは、オフィスLANの更新にあたって、現状のネットワークにおけるトラフィック対策や運用性・柔軟性向上などの課題解決を図るとともに、事業拡大に向けてSDNを活用したネットワーク構築ビジネスを展開すべく、自社内でのSDN活用を決定した。

 具体的には、既存のネットワーク機器を生かしながらも、NECのSDN対応製品「UNIVERGE PFシリーズ」やSDN Ready製品「UNIVERGE QXシリーズ」を部分的に導入する。このネットワークでは、SDNの特長を生かしてネットワークが仮想化されており、1つの物理ネットワーク上に基幹業務用途やシステム開発用途など複数のネットワークを論理的に構成できる。各論理ネットワークは完全に独立しているため、相互に影響を与えず、セキュリティや通信品質の確保を実現できるとした。

 また、ネットワーク全体の集中制御により通信経路の柔軟な変更に対応することから、平日・日中にシステム運用を止めずネットワーク機器の保守作業を行える。

 さらに、GUI画面により、高度な専門知識なしに直観的な操作でネットワークの設計・設定などを実現。ネットワーク機器の増設時にも、各機器に対する設定変更を一元的に実施できるので、テレビ会議やWeb会議、モバイル端末の利用拡大によってデータ量が増大しても、それに応じた迅速かつ柔軟なネットワークの拡張を行える点もメリットとした。

 JALインフォテックでは今後、今回の自社内でのSDN活用実績・ノウハウを活用して、JALグループ内外に、SDNを用いたネットワーク構築ビジネスを展開する計画で、NECは同社と協業し、販売・技術支援を行うとのことだ。

(石井 一志)