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富士通、GEのネットワーク型資産管理ソリューション「Smallworld」を国内で販売

 富士通株式会社は6日、米General Electric International(以下、GE)と、GEのネットワーク型資産管理ソリューション「Smallworld」の国内販売で合意したと発表した。同日より販売を開始する。

「Smallworld」画面イメージ

 「Smallworld」は、電気・ガス・水道・通信などのユーティリティ分野向けに提供されるネットワーク型資産管理ソリューション。地図情報だけを提供する一般的なGISとは異なり、電力事業における送配電設備や、ガス事業における導管設備、通信事業における通信設備など、業種ごとに最適化された資産管理機能を含んでいるのが特徴で、各業種で必要とされる機能を持つ専用アプリケーションを個別開発せずに利用できることから、システムの導入・運用にかかる時間や費用を削減できるとした。

 製品では、さまざまな設備があらかじめ定義したオブジェクトとしてモデル化され、設備の稼働状況や相互の接続関係を認識する。さらに、地図データの読み込みの時間を短縮できるよう、Google Mapsやその他のマップサービスの地図データを活用し、継ぎ目のないシームレスマップ・データベースを採用する。これにより、管理対象となる資産の数が膨大なシステムでも、処理速度が低下することなく利用できるという。

 加えて、一元化された設備データベースから、地図表示、キロポスト表示、模式図形式など、利用者のニーズに合わせたさまざまな表示形式で情報を可視化できる機能や、多様な外部データベースやデータファイルを連携させ、仮想的に1つのデータベースとして利用することができるバーチャル・データベース機能を搭載。また、管理対象の設備の保全・運転管理システムや資材会計システムなど、周辺システムとの連携では豊富な実績があるため、既存のシステムと連携も容易に行えるとのことだ。

 今回、富士通では「Smallworld」を自社のエネルギー事業者向けソリューションに加え、システムインテグレーションや保守・運用サービスとともに提供することで、エネルギー業界を中心にビジネス拡大を図る考え。一方GEは、富士通が持つ日本国内の販売・サポート網とICTシステム構築力を活用し、「Smallworld」のさらなる拡販を目指すとしている。

「Smallworld」製品ポートフォリオ

(石井 一志)