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米Dell、米EMCを670億ドルで買収へ

VMwareは公開企業として存続

 米Dellは12日(米国時間)、同社CEOのマイケル・デル氏、投資ファンドのMSD PartnersやSilver Lakeなどと共同で、米EMCを買収することで基本合意に達したと発表した。買収金額は1株あたり約33.15ドル、総額は約670億ドルの見込みで、EMCの株主には、1株あたり24.05ドルの現金と、EMCの子会社であるVMwareを対象とした連動株式が発行されるという。

 EMCの傘下には、セキュリティ関連事業を手掛けるRSAや、クラウド、ビッグデータ、アジャイル開発のPivotal、そしてVMwareなどがあり、これらも対象となる。ただしVMwareについては、独立した株式公開企業として存続するとのこと。

 なお、取引は2016年5月から10月の間に完了する見込み。EMCの会長兼CEOであるジョー・トゥッチ氏は、取引が終了するまで現職を務める。

石井 一志