ニュース

cloudpackがイベント対策サービス提供、AWSクラウドでWebサイトの安定稼働を支援

 アイレット株式会社は2日、Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービスを基盤としたフルマネージドサービス「cloudpack」において、アクセスにピーク性のあるWebサイトの安定稼働を支援する「イベント対策サービス」を提供すると発表した。

 「イベント対策サービス」は、期間限定のイベントやキャンペーンなど、アクセス数にピーク性のあるWebサイトの負荷変動に対して、cloudpackのエンジニアが適切なリソースコントロールを行うサービス。従来は、高いピークに合わせてサーバー台数をあらかじめ用意して運用する必要があったが、このサービスでは、必要なタイミングでサーバーなどのITリソースを追加できるクラウドの特性を生かし、ピークに応じてエンジニアが動的に適量なサーバー台数の増減と負荷分散を実施する。

 サーバーの負荷増加により、アラートがあがる前にITリソースの調整を行えるため、アクセスが急増するWebサイトの安定稼働に貢献できるのがメリット。また、サイト運営におけるコスト効率を最適化するとのこと。

 価格は、1イベントあたり5万円から。有償オプションとして、負荷テストサービスや、顧客の要件に応じた自動化ツールなどの開発、レポーティングなども利用できる。

 なお、このサービスは、スポーツイベントやライブ/コンサートの特設サイト、ゲームのイベント特設サイト、販促プロモーションやキャンペーン告知サイト、テレビCM連動の通信販売事業者のサイト、といった利用に適しているとのことで、すでに「Jリーグ.jp」で利用されている。

利用例。試合の開催時間である18時~21時にピーク性のあるため、14時過ぎからサーバー台数を追加し、負荷をモニターしながらアクセスが減少しきった24時に追加サーバーを停止。平常モードに移行している

石井 一志