ニュース

Zabbix Japan、統合監視ソフト「Zabbix」のAPIトレーニングを10月より開始

 Zabbix Japan合同会社は4日、オープンソースの統合監視ソフトウェア「Zabbix」のAPIに関するトレーニングを、10月より日本国内で提供すると発表した。

 Zabbixでは、ほぼすべての機能にアクセスできるAPIを提供しており、これを利用すると、Zabbixの監視設定の自動化や独自ビューワの作成、収集済み監視データを利用したレポート作成の自動化などを行えるため、従来は手作業で行っていた設定の追加・更新作業を自動化し、運用コストの削減などが可能になる。

 今回Zabbix Japanでは、このZabbix APIに関するトレーニングを提供。Zabbixが作成したPHP用ライブラリ利用して、プログラミングを行いながら、実際に動作するアプリケーションを作成し、APIの動作の基礎から実践的な活用までを学べるようにするという。

 10月は、21日と22日の2日間コースとして東京で開催され、価格は1人あたり10万円(税別)。受講にあたっては、Zabbix 2.0以降のバージョンのZabbix認定スペシャリスト証明書と、PHPやスクリプト言語を利用した開発経験が必要となる。

 またZabbix Japanは、Zabbix APIの公式トレーニング提供開始にあわせて、APIを利用するためのPHPおよびPythonのライブラリを、Zabbix EnterpriseカスタマーポータルにてZabbix Enterpriseサポート加入ユーザー向けに配布する。あわせて同ポータルでは、APIを活用するためのナレッジベースの充実をはかり、今後はサンプルコードの掲載も行っていくとのこと。

石井 一志