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MONET、重要データをトークン化する「Protegrity Protection Server」を販売

 株式会社MONETは22日、米Protegrityのデータセキュリティソリューション「Protegrity Protection Server」を国内で販売すると発表した。ソフトウェアアプライアンス形態で提供され、価格はオープン。

 Protegrity Protection Serverは、重要データのデータ形式を保持したまま、意味をなさない別データ(トークン)に変換することで、情報を無効化するセキュリティソリューション。トークン化されたデータは、万一漏えいが発生したとしても、無効化されたフェイクのデータになっているため、そのまま悪用することはできず、許可されたユーザー(グループ)/アプリケーションからのみデータのデ・トークン(復号化)が行えるアクセス制御により、データセキュリティを確立できるという。

 従来製品「Token Server」の後継にあたり、Token Serverがシングルバイトの文字列しか対応できなかったのに対し、Protegrity Protection ServerではUnicodeやバイナリデータにも対応可能になった。また、既存のアプリケーションサーバーとの接続のため、SOAP-XML、REST-JSONといったプロトコルに対応する。

 変換にあたっては、ブロック化された変換テーブルで処理する、データを蓄積しないVaultlessトークン技術を採用しており、最小のフットプリント、高可用性、高パフォーマンスを実現するとのこと。

 なおMONETによれば、クレジットカード情報をトークン化することで監査対象から除外されるため、欧米では、監査期間が大幅に短縮されるというコストメリットからも、暗号化からトークン化への移行が進んでいるとのことだ。

石井 一志