MONET、データ・トークン化製品「Protegrity Token Server」を販売


 株式会社MONETは17日、米Protegrityのデータセキュリティソリューション「Protegrity Token Server」の国内販売を発表した。価格はオープン。

 Protegrity Token Serverは、重要なデータの形式を保持したまま意味を成さない別のデータ(トークン)に変換するソフトアプライアンス製品。トークナイゼーション(トークン化)と呼ばれるこの技術では、トークン化した重要データをデータベースに格納。万が一情報が漏えいしたとしても、本来のデータの意味を成さないことで被害を抑えられる。

 欧米ではカードセキュリティ基準のPCIDSS準拠のために利用が進んでおり、クレジットカード情報をトークン化することで、対策範囲や監査期間を大幅に短縮できるというコストメリットからも注目が集まっている。

 Protegrity Token Serverは、他のトークナイゼーション製品と比べて、高いパフォーマンスと拡張性が特長とのことで、汎用的なIAサーバーで利用した場合に20万/秒の速度でトークン化が行えるという。

 拡張性については、1台目をセットアップした後、トークン化に必要な変換テーブルをコピーするだけで2台目、3台目の複製が可能。複数台を運用していてもトークン化テーブルの同期は不要で、ロードバランサーを用いて、容易に大規模展開できるという。

 対応するデータタイプは、クレジットカードをはじめ、日付、メールアドレス、電話番号などアルファベットと数字を組み合わせたさまざまな形式に対応する。

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