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Cisco UCSの統合監視に対応した「MIRACLE ZBX」オプション

サードパーティ製品として国内初のCisco Compatible認定を取得

 ミラクル・リナックス株式会社は25日、自社で提供している統合監視ソフトウェア「MIRACLE ZBX」のオプションとして、シスコシステムズ合同会社(以下、シスコ)のサーバー製品群「Cisco Unified Computing System(UCS)」の監視を統合する「MIRACLE ZBX Cisco UCS監視オプション」を発表した。7月1日より販売開始する。

 「MIRACLE ZBX」は、オープンソース統合監視ソフトウェア「Zabbix」をベースにミラクル・リナックスが独自に開発した、エンタープライズ用途に特化した統合システム監視ソフトウェア。今回提供開始する「MIRACLE ZBX Cisco UCS監視オプション」では、Cisco UCSの管理ソフトウェアである「Cisco UCS Manager」とAPI連携し、複数のサーバーの監視設定を一元管理して、サーバー、ネットワーク、仮想環境を含むシステム全体の監視を可能にするという。

 具体的には、Cisco UCS Managerでしか管理できないハードウェアステータスが監視可能で、ハードウェアステータス以外にも、Windows、Linuxなどの各OSも、エージェント経由で監視を行える。また、ファブリックインターコネクト経由でCisco UCSを統合監視でき、ブレードサーバーもラック型サーバーも含めた、Cisco UCSのハードウェア状況を一元的に監視できるとした。

 なお、このオプションは、シスコが定めるテスト基準においてUCS Manager 2.2.1との相互接続試験(Interoperability Verification Testing: IVT)に合格しており、Ciscoサーバー向けのサードパーティ製品としては日本国内で初めて、Cisco Compatibleの認定を取得したとのこと。この認定により相互運用性が検証済みのため、ユーザーは導入時間やコストを削減できるほか、万一の問題発生時には、シスコとミラクル・リナックスが協力し、相互運用性に起因する問題の解決に対応するとした。

 税別価格は、「MIRACLE ZBX Cisco UCS監視オプション V1.0 サポートパック」の1年サポートパックが36万円(1年延長サポート:6万円)、3年サポートパックが45万3000円(同)、5年サポートパックが52万5000円(同)。

 対応OSは、Asianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6以降、Red Hat Enterprise Linux 6、CentOS 6.xで、MIRACLE ZBX 2.0.x/2.2.xに対応する。

石井 一志