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ニフティクラウド、「Red Hat Enterprise Linux 7」対応など7つのサービス・機能強化を実施

 ニフティ株式会社は24日、クラウドサービス「ニフティクラウド」について、コストパフォーマンスの高いの新タイプの増設ディスクや、ディスクの受け取りサービス、「Red Hat Enterprise Linux 7」の提供開始など、7つのサービス・機能強化を実施した。

 増設ディスクについては、従来タイプ(高速ディスク)の40%の価格で利用できる「標準ディスク」を新設した。利用料金(税別)は、月額2000円(100GB)または1時間3円。汎用的な用途やバックアップ用途には標準ディスク、高いI/O性能が求められる場合は「高速ディスク」と使い分けることで、コストを最適化できる。

 ディスク受け取りサービスは、ニフティが用意した記憶媒体にユーザーが大容量データを格納して送付することで、インターネットを介することなく、ニフティクラウドのストレージ領域に転送できるサービス。利用料金(税別)は、1記憶媒体につき2万5000円。容量は2TBまで。

 また、Red Hat Enterprise Linuxの最新バージョンとなるRed Hat Enterprise Linux 7の提供を開始した。利用料金(税別)は、mini/small/medium/largeで月額6700円または1時間12円、xlarge/wlargeで月額1万4700円または1時間25円。ニフティクラウドで2014年11月から対応しているOSイメージの持ち込みサービス「Red Hat Cloud Access」でも、Red Hat Enterprise Linux 7の持ち込みが可能になる。

 このほか、「ロードバランサー」では最大で約33%の値下げを行うとともに、13の料金プランを追加。対応OSとして、「Cent OS 7」「Ubuntu 14.04」の提供も開始した。操作範囲に制限を持たせたアカウントを作成できる機能「マルチアカウント」については、制御対象を従来のIaaSに加えて「RDB」や「DNS」などのエンジニアリングパーツに拡大。新しいコントロールパネルでは、サーバーのネットワーク構成を可視化し操作できる機能の提供を開始した。

三柳 英樹