ニュース

NTT Com、仮想NWサービス「Arcstar Universal One Virtual」の接続拠点をグローバルに設置

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は26日、企業向けのセキュアな仮想ネットワークサービス「Arcstar Universal One Virtual」において、新たな接続拠点を欧州、米国、アジアそれぞれに設置し、同日より順次提供開始すると発表した。

 「Arcstar Universal One Virtual」は、既存のネットワーク環境、端末、ネットワーク機器などに依存することなく、Arcstar Universal Oneやインターネット環境上に、仮想ネットワークを簡単・迅速に構築(オーバーレイ)できるサービス。Windows PCやスマートデバイスなどの端末に仮想ネットワーク接続用の専用アプリをインストールする「アプリタイプ」と、ルータ下部に専用アダプタを設置することで、専用アダプタに接続されている全端末を仮想ネットワークに接続できる「アダプタタイプ」の2種類を用意しており、日本、米国、シンガポールなど、27カ国/地域で提供されている(一部地域では片方のみ)。

 接続拠点は、日本では2014年4月より提供されているが、5月26日に米国(東海岸)と英国で新たな接続拠点を提供開始するほか、7月以降、米国(西海岸)、シンガポール、中国(香港)でも順次展開する予定。これによりユーザー企業は、グローバルのどこからでも、最寄りの接続拠点を選択し、海外支店でのネットワークの構築、海外出張先や新規展開した事業所からの接続などにおいて、セキュアなネットワークを確立できるようになるとした。

石井 一志