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鴻海、データセンターのIaaS基盤にNECのSDNソリューションを採用

 日本電気株式会社(以下、NEC)は27日、電子機器受託生産(EMS)事業者の大手である鴻海グループ(以下、鴻海)と、データセンター事業での協業について合意したと発表した。これに伴い鴻海は、台湾内に設置した「鴻海 高雄データセンター」に、NECのSDN技術・製品や運用管理ソリューションを採用し、クラウドサービス(IaaS)基盤を構築したという。

 鴻海が採用したのは、SDN対応のネットワーク製品「UNIVERGE PFシリーズ」と、クラウド管理基盤ソリューションの「MasterScope(日本名:WebSAM)」。同グループは近年、データセンターの建設などに精力的に取り組み、サービス事業の拡大に注力しているとのことで、今回、NECと協業することで、先進的なIaaS基盤を構築し、データセンター事業の強化を図る。

 なおNECでは、日本で運営する「NEC神奈川データセンター」でSDNを実運用しており、ここで培った運用管理ノウハウをはじめ、これまでの国内外200システム以上のSDN稼働実績ノウハウを生かして、鴻海のデータセンターの円滑な運営を支援するとしている。

石井 一志