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ミランティス、ベンダーニュートラルなOpenStackトレーニングを国内で提供

 米Mirantisの日本法人であるミランティス・ジャパン合同会社(以下、ミランティス)は7日、日本国内のクラウドシステム開発者や運用者を主な対象に、OpenStackの実践的なトレーニング「OpenStack Bootcamp」を提供すると発表した。5月26日から、まず東京で提供開始する。

 Mirantisは、600名以上のOpenStack専門技術者が在籍するほか、独立系OpenStackソリューションプロバイダーとして、OpenStackディストリビューション「Mirantis OpenStack」を提供してきた実績を持つ。また、OpenStackの教育サービスでも実績があり、世界中で5000人を超える技術者へのトレーニングと認定資格を提供してきたという。

 同社のトレーニングは、忙しい技術者が実践的な技術を短期間で習得できるよう、内容の60%以上がハンズオン形式で提供されるのが特徴。また、ベンダー固有の機能や技術を一切含まない100%ピュアなOpenStack技術を対象としているため、幅広い市場ニーズに対応可能な、汎用性の高い技術と知識を習得できるとした。

 さらにMirantis、OpenStack開発コミュニティへの貢献度が最も高い3社の1つとして、コアプロジェクトをはじめ多くのOpenStack関連プロジェクトにかかわってきたので、最新リリースや最新テクノロジーをトレーニングにも迅速に反映できるとのこと。今回提供開始するトレーニングも、OpenStackの最新リリース「Juno」に対応している。

 具体的なコースとしては、OpenStackに関連する知識やスキル取得を目指すITプロフェッショナルのために設計された、ハンズオンを含む3日間コース「OpenStack Bootcamp I(OS100)」、同コースにOpenStack管理者認定試験を組み合わせた4日間コース「OpenStack Bootcamp Iと認定試験(OS110)」を用意した。

 後者では、トレーニング終了後、4日目に3時間のハンズオン試験を行い、OpenStackを使用してプライベートクラウドを作成・構成・管理する能力を確認し、合格者には「プロフェッショナル・レベル(MCA200)認定資格」が提供される。

 価格はそれぞれ、22万円(税別)、27万円(税別)。

 また、セールスエンジニアやプロジェクトマネージャ、事業開発者に、合計約8時間の講義とハンズオンを提供する1日コース「OpenStack Fundamentals(OS50)」もラインアップする。こちらの価格は7万円(税別)。

 なおこれらのコースは、受講企業の日程にあわせて、1クラス最大15名までのプライベートトレーニングとして提供することも可能としている。この場合の価格は個別見積もり。

石井 一志