ニュース

iPadでテレワーク中の佐賀県庁、「資料作成」用途にWinタブレットも導入

「CLOMO MDM」で統合管理

 株式会社アイキューブドシステムズは30日、Appleの「Device Enrollment Program(DEP)」に対応したモバイルデバイス管理サービス「CLOMO MDM」アップデート版の提供を開始した。

 DEPは、iOSデバイスを自動的にMDMサービスの管理下に組み込めるプログラム。対応するMDMサービスではデバイス登録作業を大幅に省力化できる。CLOMO MDMでは、効率的な設定アシスタントにより、容易にMDMサービスへデバイス登録し、ワイヤレスでiPhone/iPadを監視対象に設定できるという。

DEPで端末管理を自動化するイメージ図

 1月28日には、佐賀県庁がCLOMO MDMを本格採用したと発表された。同県のiPadを使った救急医療システムでは、すでにCLOMO MDMで端末管理を実現。その後、県庁でのテレワーク用途にもiPadが利用され、CLOMO MDMが利用されていた。テレワークについては「佐賀県ICT利活用推進計画」として実験的に取り組まれていたものだが、晴れて正式運用が決定。そのためのIT基盤を構築するとともに、Windowsタブレットも正式に導入し、2014年10月から、あらためてCLOMO MDMによるiOS/Windowsの端末統合管理を実現した。

 佐賀県庁は、スマートデバイスの選定において、現場職員のアンケート調査を基に利用目的に応じて最適なタブレットを使うことに決め、迅速な「情報共有」「資料閲覧」「文書決裁」などにはiPhone/iPadを中心に、円滑な「資料作成」「詳細データ入力」などにはWindowsタブレットを中心に導入。その数、iPhoneが200台、iPadが900台、Windowsタブレットが170台となっている。

川島 弘之