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レコチョク、オールフラッシュストレージで音楽配信実績集計を数倍速に

ピュア・ストレージ「FA-420」を導入

FA-420

 ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社(以下、ピュア・ストレージ)は30日、音楽配信サービスを提供する株式会社レコチョクの音楽配信実績集計システムに、「FA-420」が導入されたと発表した。丸紅情報システムズ株式会社の提案・検証支援後、約3カ月の構築期間を経て、2014年4月から稼働している。

 レコチョクは、2002年に音楽配信サービス「着うた」を、2004年に「着うたフル」を開始。その後も、スマホの普及に伴い、定額制聴き放題サービス「レコチョクBeat」や、ニンテンドー3DS向けサービスなどを積極的に展開している。

 今回、定額制聴き放題サービスの収蔵楽曲数のさらなる増加、実績集計システムの安定稼働、高パフォーマンスと適正コストの両立を目指し、同社としては初となるオール・フラッシュ・ストレージ導入が検討された。

 実績集計システムは、ダウンロード販売や聴き放題サービスなどの実績を集計し、各レコード会社へのレポートを作成する役割を担う。各レコード会社のビジネスにも直接かかわるが、扱う楽曲数が増えると集計にも時間がかかってしまう。そこでパフォーマンスと信頼性、およびコストの抑制が重要なポイントになるという。

 データベースの高速化では、ストレージのI/O性能が鍵を握る。そこでピュア・ストレージ製品を検討した。導入後の効果としては、インライン重複排除・圧縮機能によりデータ量が1/3に削減され、データ量が増大しても高いパフォーマンスを実現した。月次処理のスピードも数倍向上。ピュア・ストレージの24時間365日のリモート監視サービスを利用し、集計システムに必須な安定性かつスムーズな運用が実現したという。

川島 弘之