ニュース

SAP、AWSを利用したクラウドシステム構成の検証プロジェクトを開始

 SAPジャパン株式会社は19日、Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービス上でSAPソリューションを利用するクラウドシステム構成の実装について、検証プロジェクトを開始したと発表した。

 すでにSAPのソリューションとしては、SAP Business Suiteや、SAP HANA、SAP BusinessObjects、SAP SybaseなどがAWS上で稼働することを認定されている。また、AWS上ではSAPソリューションをシンプルかつ迅速に利用できるため、クラウド上で稼働する環境としてAWSを採用するケースが多くなっているという。

 ただし稼働環境となるAWSは、年間数百ものサービスが追加されており、SAPクラウド運用環境として多くのイノベーションが継続的に行われているため、最新サービスの利用や、それまでは使っていなかった先進システムを含めた利用を検討する場合は、ユーザー企業が自ら実装前の検証を行っていた。

 そこでSAPジャパンでは、ユーザーからのニーズが高く先進的なシステム構成の構築と運用に関して、SAPおよびAWSのパートナーとともに、クラウドシステム構成の実装検証を行うプロジェクト「SAP COIL PoC Project powered by AWS」を開始した。施設としては、パートナーとのエコシステムによって共同イノベーション支援を行う「SAP Co-Innovation Lab Tokyo(COIL)」を利用する。

 なお同プロジェクトの第1弾は、下記の5つとなる。

<実装検証シナリオ/担当パートナー企業>
・SAP Business ObjectsとRedshift連携/TIS株式会社
・SAP on Sybase ASEマイグレーション/株式会社クニエ
・SAP HANA Scale out/in & Backup Recovery/三井情報株式会社
・SAP Business Suite powered by SAP HANA High Availability with CLUSTERPRO/日本電気株式会社
・オープンデータプラットフォーム with SAP HANA/株式会社jig.jp

 なお、同プロジェクトで検証して得られた知見は、ユーザーやパートナーに広く公開されるとのこと。SAPジャパンでは、この取り組みによって公開された情報を提供することで、素早くシンプルにSAPをAWS環境での利用へと移行できるようになるとしている。

石井 一志