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キヤノンITS、メールセキュリティ製品「GUARDIANWALL」仮想アプライアンス版を強化

全文検索可能な「Advancedモデル」もラインアップ

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は18日、仮想環境向けのメールフィルタリング/アーカイブ製品「GUARDIANWALL 仮想アプライアンス版」において、新版「GUARDIANWALL Ver.7.5.01 仮想アプライアンス版」を提供すると発表した。

 「GUARDIANWALL仮想アプライアンス版」は、メールによる情報漏えいの防止や、メール監査、誤送信対策などを行えるのソフト「GUARDIANWALL」の仮想アプライアンス版。今回提供する新版では、メールの本文や添付ファイルの中身の文字列などを対象に、きめ細かな全文検索を行える「Advancedモデル」をラインアップに追加する。

 また、可用性の向上やスケールアウトを行いたいという要望を受けて、Advancedモデル、従来の「Standardモデル」ともに複数台構成に対応。メールの流量が増えてもパフォーマンスの維持ができるようになった。

 さらに、すでに「Linux版」などで提供されているスマートデバイス向けの機能を、仮想アプライアンス版にも搭載した。社外からスマートフォンなどを利用して、メールの本文や添付ファイル、ヘッダー情報などを閲覧したり、保留メールに対して送出/削除/転送の操作したりできるようになる。

 初年度の価格は、Standardモデルが50ユーザーで118万5000円(税別)から、Advancedモデルが50ユーザーで156万1000円(税別)から。2年目以降の更新価格は、それぞれ15万5000円(税別)から、19万1000円(税別)からとなる。ハイパーバイザーはVMware ESXi 5.1/5.5をサポートしている。

石井 一志